スパインダイナミクス療法
筋肉を数値で確認し、背骨のカーブを本来の姿に。
ポイントは背骨のカーブ
当研究所での施術はスパインダイナミクス療法が基本となります。
背骨は身体を支える重要な役割を担っているだけでなく、実はサスペンションとして衝撃吸収もしています。それを可能にしているのが背骨にあるカーブ。
これを「S字弯曲」と呼んでいますが、その弯曲には2つの意味があるのです。
一つめは身体を支えること。二つ目は 伸び縮みをして重力や地面からの衝撃を吸収することです。
簡単に言うと背骨はバネのようになっています。先ほどご案内したように車でいうところのサスペンションのような働きをしています。
そして、その背骨をしっかりと支え、柔軟な動きを担っているのが骨盤です。背骨と骨盤の関係性は非常に高く、連動した動きによってそれぞれのバランスや傾きなどが決まっていきます。
骨盤周囲にはこれらの動きに最も重要な”重心”が存在します。この重心は常に同じ位置に置かれているため、背骨のS字弯曲の並びが変化するとこの重心の位置バランスにも変化が起きてしまいます。
重心を常に正しい位置に保とうとする事によって手足の筋肉に過度のチカラが働き、余計な"ハリ”を生む原因となるのです。
この手足の筋肉の"ハリ(余計なチカラ)"により関節の動きのかみ合わせが悪くなり、肩、肘、手 首、股関節、膝、足首など様々な部位に痛みが生じてしまいます。
背骨が真っ直ぐになってしまうと衝撃を吸収できなくなり、どこかに痛みが出てきたり、本来持っている筋肉が力を発揮できなくなったりしてしまいます。
背骨のS字が崩れてしまう理由
それではなぜ、背骨のS字弯曲がなくなり、真っ直ぐになってしまうのでしょうか。
その理由としては主に3つあります。まずは仕事の疲れや睡眠不足による頭の疲れ、次に不規則な食事や薬の飲み過ぎによる内蔵のストレス、そして運動不足などによる体力の低下です。
スパインダイナミクス療法との出会い
真っ直ぐになってしまった背骨を元の状態に戻すための施術が、スパインダイナミクス療法です。
根本療法と呼ばれるものは他にもたくさんありますが、医学的な根拠に基づいているのがスパインダイナミクス療法の特徴です。そのため、身体がどういった状態になっており、なぜそうなってしまったのかを明確にお伝えすることが可能です。
これまで多くの研修会に参加し、様々な施術法や施術を学んできましたが、最も信頼できると思ったのがこのスパインダイナミクス療法です。元々は「心と身体のリハビリテーション研究会」の脇元幸一先生(理学療法士で3つの病院を経営)が考案されたもので、人間だけでなく多くの動物の背骨の構造を研究した結果、たどり着いた施術方法です。
スパインダイナミクス療法の施術方法
ボキボキ・バキバキしないソフトな施術です。
真っ直ぐな状態で硬くなってしまった背骨にアプローチし、本来のしなやかさを取り戻すのがスパインダイナミクス療法と呼ばれる施術です。仮に膝や肩が痛かったとしても、直接患部をほぐすのではなく、まずは背骨にアプローチしていきます。
この時、優しく触れるくらいの強さで施術を行いますのでボキボキ・バキバキと音が鳴ることはなく、もちろん痛みも一切ありません。そのため小さいお子さんからお年寄りまで、施術を受けていただけます。
すぐに変化を実感することができ、場合によっては不眠や肌あれといった症状まで改善していくスパインダイナミクス療法、みなさんもぜひお試しください。
ポイントは、筋肉量と筋力の「見える化」です
数値でわかるから治せる、頑張れる、安心できる。それがスパインダイナミクス療法です。
スパインダイナミクス療法を行う際は、まずインボディーと呼ばれる測定器で筋肉量を調べます。ご自宅用の体組成計のようなものをイメージしていただければと思います。そして、次に脚力測定装置を用いて膝を伸ばす力を調べます。これによって「あなたが持っている筋肉の量」と「それを使って出すことができている力の大きさ」が明らかになります。
これくらいの筋肉量があれば、これくらいの力が出せるはずという計算式があるのですが、背骨のS字が崩れている人は力を出し切れないため実際には筋力が小さくなっています(30%くらい筋肉の出力が落ちてしまいます)。
まずはこうやって自分の身体の状態を確実に知ることから始めるようにしております。